/* Template Name: 理事長所信・スローガン */ 理事長所信・スローガン – 一般社団法人ひびき青年会議所

理事長所信・スローガン MESSAGE

スローガン

For the future 〜今と未来をつなぐ〜

始めに

私は青年会議所に入会するまで、誰からも制限されず、自分の好きな友達と好きな時間に好きなことをする、そんな自由奔放な人生でした。それは傍から見れば自堕落な生活のように映っていたかもしれません。青年会議所は様々な機会を与えてくれます。出会いの機会、新たな考え方や知見を得る機会、実際に企画してみて実行する機会、同じ年会費を払っても活動を通して得られるものはメンバーによって選択することができます。地域のため、未来の子供たちのため、そして共に活動する仲間のために、時に語り合い、汗を流す先輩、友人の姿を見て、いつしか私も「成長したい。社会に必要とされる人間になりたい」と目標をもつようになりました。入会動機は違えども、明るく豊かな社会の実現という目的に向かって活動する中で、自己の成長を望み、意識を変えられる団体であり続けたいと思います。

何年も続くコロナ禍で私たちが学んだことはたくさんあります。「当たり前という脆さ」や「行動することの大切さ」様々なことを考えさせられた3年間でした。今も新型コロナウイルスが猛威をふるう中、うまく前に進んでいる企業や人がいる一方で、なかなか前に進めない企業や人もいます。なぜこのような違いが生まれるのか。それは当たり前の状況に対して疑いの目や疑問をもっているかどうか、この感覚の習慣が予想もできなかった困難にも打ち勝つことができる方法だと思います。また、自ら行動を起こすことへのハードルを必要以上に上げていないでしょうか。行動を起こさなくても、「コロナだからしかたがない」と言い訳ができてしまいます。本当に必要なのは現状を受け入れ、今だからこそできることを見出し、行動することです。コロナ禍を嘆く意味は全くありません。新たな出会いや小さな行動が諦めかけた未来を実現できるかもしれない。立ち止まらずに前に進みましょう。

辻 聖
第52代理事長
辻 聖

未来につなぐ地域開発

ひびき青年会議所はこれまで地域に対し多くの事業を行ってきました。諸先輩方がおこなってきた活動を通して、多くの行政や企業、様々な団体との協力関係が存在しています。未曾有のコロナ禍であっても、地域で活動する上で大切な「つながり」を失わずに協力して行う活動は地域に明るい光を照らします。いずれコロナが収束したとしても、地域には人口減少や高齢化、過疎化など依然として大きな問題があります。これらの問題に向き合い解決するには、地域団体が互いに協力できる関係作りが鍵となることは言うまでもありません。地域力を押し上げるためにも、各団体の成功事例を知り課題を乗り越える原動力にしていきたいと考えています。

未来につなぐ青少年育成

グローバル化や人工知能などの技術革新が急速に進み、今後ますますテクノロジーは進歩して私たちが想像もつかないような未来が待ち受けているでしょう。そして、現在の青少年世代はこれから私たちの世代が作っていく社会で成長し、生き抜いていくことになります。
1年先の未来を予想することも難しい時代、私たちは彼らにそんな未来の仕組みや技術を教えることはできません。仮想現実や拡張現実といった技術が当たり前で、今よりも画一的でない多様な価値観で形成された社会の中でも、私たちが教えられることは、今も未来も変わらず、常に自分と向き合い、人と人が心を通い合わせながら生きていかなければならないということです。そして、いつの時代も子供たちは未来を担う存在であり、夢や希望をもって何事にも挑戦する強い心と相手を思いやる気持ちをもち続けることが必要です。しかし、学校の授業や家庭だけでは学べないこともあります。子供たちが身をもって体験し一生の宝となるような経験をさせてあげることが必要ではないでしょうか。子供のころに深く感動した経験はその後の人生に強く影響を与えます。予測困難な時代であるからこそ、今も昔も変わらず大切な要素「人間力」を育みみらいを創る人財へと子どもたちを導いてまいります。

未来につなぐ意識改革

IT技術が確立された時代に生まれ、子供のころからスマートフォンなどのデジタル機器と親しんできたゼット世代が続々と社会に進出しています。ひびき青年会議所においても多くのゼット世代が活動をしています。合理的で時代の最先端の空気を敏感に察知している彼らは無駄を嫌い、効果的なプロセスを求めます。多様な価値観をもった彼らに求められる組織に変わっていかなくては時代に取り残されてしまうのではないか。固執した価値観にとらわれることなく多種多様な価値観を受け入れられる組織へと進化が必要です。

未来につなぐ新たな組織

2022年度、私たちひびき青年会議所は公益社団法人から一般社団法人へと法人格を変更いたしました。法人格が変わっても私たちの理念は変わりません。コロナにより刻一刻と情勢は変わり、先行きの見えない中でも日々、時流を読み不易と流行を見極め丁寧な変化が必要です。そこで、組織運営の軸となるのが「定款」と「各種規定」です。定款や各種規定も時流に合わせ必要に応じて変更していくことが持続可能な組織にとって必要不可欠です。
法人格の変更も相まって、これまで以上に自由に、今地域に必要とされている課題に柔軟に取り組んでいきたいと考えています。また、運動を展開していく中でより良い波及効果を生み出すために、多くの人々に情報を届けることが重要です。また、昨今ではデジタルトランスフォーメーションが推し進められ、今後さらにデジタル化が進む中で、現状の広報手段だけではなく様々なデジタルツールや各種SNSなどを積極的に取り入れ検証し未来につなげていくことは非常に重要です。検証を繰り返し続けていくことこそがひびき青年会議所のブランディングへつながると確信しています。

未来につなぐ新しい仲間

40歳で卒業を迎える青年会議所では、組織を持続し運動を継続していくために常に新入会員を迎え入れていくことが必要不可欠です。年々、会員数は減少傾向にあり、会員の平均在籍年数は4年、退会者の大半は入会3年未満であるというデータが示すように全国の青年会議所では組織を維持することが難しくなってきています。ひびき青年会議所においては、近年、安定した会員拡大を維持できていますが、未来に向けてさらなる会員拡大運動が必要であることは間違いありません。まず、新たな会員を増やすためには、私たちの魅力を伝えなければなりません。伝えるためには知る必要があります。青年会議所とは何なのかを自らの言葉で語ることや行動ができるようになることが長期視点では必要な会員拡大手法だと思います。青年会議所の理念やひびき青年会議所の存在意義と魅力を十分に伝えることができるメンバーを増やし、組織の必要性を発信していきましょう。

結びに

選挙の投票率を見てもわかる通り、今の若者は「自分一人がやらなくても誰かがやってくれる」そう思っている人が多いのかもしれない。そもそも組織やチームは一人ではできないからこそ、それぞれが分担し助け合い大きな成果へとつなげるためにあるのです。我々がおこす運動は効果や影響が出ることは少ないかもしれません。しかし、ひびき青年会議所がおこなう運動は無力ではありません。「誰かがやってくれる、誰かが何とかしてくれる」その「誰か」が私たちなのです。私たちがひたむきに行動を起こし続ければ、必ず大きな力になります。ただ、危惧することは少子高齢の今、「誰かがやるだろう」という感覚が与える周囲への影響は大きく、周囲のやる気さえも奪いかねません。「変化なくして進化なし進化なくして成長なし」誰かが変化させてくれると思って立ち止まっていては何も進みません。失敗を恐れず挑戦し変化し続けることを楽しめる環境があるのが青年会議所です。

「唯一生き残ることができるのは、変化できるものである」

先行きの見えない今だからこそ、チャレンジしよう

失敗したっていいじゃない

入会者募集中!

ひびき青年会議所では20歳から40歳までの青年経済人を募集しております。
自己研鑽、人脈作り、社会貢献など、ここでしかできない素晴らしい経験を得ることができます。
あなたもひびき青年会議所に入会し、一生の友になるであろう多くの仲間を見つけてみませんか?